
情熱を持って成功したい方々に、同じ失敗をしてほしくないという原動力から、何かを実現したい人をサポートする道を選びました。
エンジニアからサービス企画、ディレクター、マーケティングと次々と学びを続ける
ジョンさんこと松下 誠治さん。
「あなたのNO.2」というコンセプトにはどんな思いが詰まっているのか。
事業の進め方に困っている人にこそ読んでほしいインタビューです。
フリーランスのWEBマーケター兼、ディレクター。1988年4月25日生まれの熊本出身の日本人。 「あなたのNo.2」として夢や目標のために頑張っている方の支援を行なっている。
「やりたいこと」を現実に。思いを実現させるあなたのNO.2

――ジョンさん本日はよろしくお願いします!!「あなたのNO.2」というキャッチコピーがとても気になっていて・・・メインはどんなお仕事になるんですか?
松下 誠治さん(以下ジョン)ジョン:よろしくおねがいします!まとめて言うならディレクター職になります。エンジニアとマーケティングを経験しているのでマーケ視点と制作視点を持ったディレクターです。
やりたいという思いを形にする。というのがディレクターの役割だと思っていて、煮詰まらないようにプロジェクトを推進したり、滞りなく市場にプロダクトを出せるようにサポートする役割ですね!
――なるほど。素晴らしいです!ディレクターってだいぶ幅広いイメージがあって・・・具体的にはどんな課題解決になるんですか?
ジョン:当然、仕事ってチームで一つの目的や目標に向かって進んでいくんですが、チームでやるもので合意が取れていないことが一番の問題になっていることが多いんです。
上の人がやるぞ!となって、下の人達が実は理解していなかったりとか・・・
――結果良ければでそれでも良いのかな?と思ってしまうんですが、その結果どんな問題が起きるんです?
ジョン:実はこれが大問題で、チームの意思疎通がとれないだけでなく、完成された結果がお客さんが欲しいものでもなく思い描いていたものとも違うということが多いんです。
――え!それってサービスをスタートすることも難しいような・・・
ジョン:そうなんです・・・目標が一緒でも道順が違っているというか・・・
一つ一つの目標への道順ががずれてしまった結果、目線がずれてしまうことが多くて。
優秀な人が多い時でもその状況って起こり得るので目線を揃えて道順を作っていくことがすごく重要なんです。
――それは確かに問題ですね・・・どうやって、その状態を改善していくんですか?
ジョン:まずは可視化することですね。目的がずれてしまっている時には双方の意見を吸い上げて、資料にしていくことを行います。
実際可視化できると、メリット・デメリットが目に見えるようになるので「これが良い」などの意見がスムーズにまとまっていくんです。
意外と組織の中で形にするってできる人が少なくて、だからこそ、その間に入れるディレクターでありたいなと思っています。
なぜ率先してサポートに?助けたい原動力とは。

――なかなかに大変な立ち位置だと思うのですが、なぜ今の仕事を選んだのですか?
ジョン:一度サービス立ち上げを経験しているのですが、
その時に自分であれもこれもやろうとして、なんとかプロダクト公開まではがんばれたのですが、
その後に売れなくてサービスを駄目にしてしまったことがあって・・・
その時に自覚したのが、「自分だけの考えで動かしてもうまく行かない」ということでした。
――なるほど・・・立ち上げもできるのに自分でサービスをスタートしようとは思わないんですか?
ジョン:自分から大きく主張したり、リーダーシップを持ってガンガン!というのがあまり得意ではなくて・・・(笑)
情熱を持って成功したい方々に、同じ思いをしてほしくないという原動力から、何かを実現したい人をサポートする道を選びました。
実はマーケティングを勉強し始めたのもそこからで、サービスが良いものかどうかを市場に問えなかったことが今でも悔しくて、伝える方法までサポートすることができるようになる為の手段としてマーケティングを勉強しました。
伝える力がないと、どんなに良いものを作っても意味がなくなってしまうなと強くその時に感じて、逆にその能力があれば2倍3倍にも魅力を伝えられるなと。
サービスに寄り添って、やりたいことを実現できる経験の強さ

――すごい・・・網羅的に勉強されてきたんですね。過去どんなことをされてきているんですか?
ジョン:キャリアのスタートはエンジニアです。
バックエンドのシステム構築を対応していました。
その後はその経験を生かしたプロジェクトマネジメント。今はマーケティングを中心にディレクターをしています。
――作るところから、進行を学んで、売るところまで順番に勉強されていらっしゃるんですね。。。
ジョン:言われてみればそうですね。
なので、どのポジションの人でも気持ちがわかる自負はあります!(笑)
ここ最近だとミドルソーシングのお仕事をご依頼いただいて(事業サイドと制作サイドの仲介)
専門用語ばかりの制作サイドと、全く専門用語がわからない事業サイドの橋渡しの仕事なのですが、
プロジェクトを推進していく中で、事業側、開発側、デザイン側の意思統一がスムーズに進んで
チームとして、一つの目標に向かって行けたのは凄く楽しかったです。
――使う言葉が違うところを、統一させていくって、たしかにすべてを経験されたジョンさんだからこそですね!かなり根気が必要だと思うのですが、どんなことがモチベーションなんですか?
ジョン:やっぱり、チームを一丸にすることが一番のモチベーションですね。
みんなではっきりして、腹落ちしたときとかは、本当に楽しいです。
やりたいことはあるけれど推進できない人と関わって、
自分が入った時に物事がスムーズに進められると本当にこの仕事を選んでよかったなと思います。
NO.2としてのこだわり。「やりたいこと」を現実にする秘訣
――本当に寄り添って行動されるんですね!実際取り組む上で、譲れないこだわりはありますか?
ジョン:僕は超現実主義なんです。
だからこそ、やりたいだけでは実現できない点を徹底的に洗い出して、チームとして色んな人と解決していくというところがこだわりですかね。
チームは仕事として関わる以上、仲良しグループではいけないと思っています。
とはいえ、ばらばらで動いて、結果的に良くないものが出来たり、喧嘩になるのは一緒に働いているチームなのに寂しい。
なので、イメージのすり合わせからのチーム全体での合意形成に最も時間をかけています。
合意ができて、力を合わせられたら良くないものが出来上がることは経験上ないので、
結果一番良い状態を作り上げるために、初動での合意形成を大事にしていますね!
――メンバーの意思を正しく統一!確かに難しい位置ですね。。。
ジョン:そうですね。そのためにも第三者目線で評価をできる軸を作っておくこともすごく大事で、
思いつきでの良い悪いに振り回されてしまった結果、
お客さんにとって必要のないサービスになってしまうことがあります。
なので、合意形成を行った後には、ステップを一つ一つ作っていき、
そのステップを見返して主観ではなく、
現実を評価できる評価軸を作って振り替えれるようにしておく事を
徹底しています。
ステップを作る大きなメリットとしては、
明確にすればするほど、
誰に頼んでいいかはっきりしていくので、
頼む側も頼まれる側もストレスなく進められるんです。
――そっか。確かに細分化出来ていないと、どれだけ時間かかるかもわかりにくいですしね
ジョン:そうなんです。実績としても、月間200万ユーザーが継続的に利用するサイトのUIリニューアルを行った時に
・作り手の意図をもっと伝わりやすく改善したい
・既存ユーザーが想像できないことをしてはいけない
・新規ユーザーも受け入れ易いデザインにしたい
の3点の目標を達成すべく、情報設計からしっかり対応したのですが、
ユーザーテストを徹底して、課題の抽出などをしっかり落とし込み改善する。
といった手順を作り込み、一つ一つ頼む人への説明を含めて対応していきました。
結果として、サイトに対しての使いにくい等の問い合わせが、
もともと月間30件程度あったのですが、改善から2ヶ月程度で0になったんです。
失敗から学んだことでもありますが、
思いつきでは仕事をしない。そして現実に根ざした最適解を導けるように手を抜かずに調整していくことは、
どんなに大変でも対応すべきことだなと思っています。
今後のあなたのNO.2としての野望は?

――ジョンさんと一緒に働ける方は幸せですね・・・フリーランスで活動していく上で、どんな方々と働きたいなどはありますか?
ジョン:ITやWEBが苦手な人こそ是非一緒に仕事がしたいです。
リスクを取って進んでいる人をとてもリスペクトしていて、
且つスタートがエンジニアだということもあり、作りての痛みが凄くわかるんです。
作りての方が、実現させたいものをチームの中で同じ目線で実現する。
その調整役であったり進行をしていく上で能力をフル活用できたらとても楽しいだろうなと思っています。
特に今はマーケティングのスキルも手に入れているので、販売までをサポートできる。
お客さんも巻き込んだ「やりたいことの実現」ができる様になりたいですね!
――かっこいい・・・クライアントワーク以外でジョンさんが実現させたいことはありますか?
ジョン:NO.2の集団を作れたら良いなと考えることはありますね。
今、特にやりたいことを持っているけれど、実現できない人って本当に多いと思っていて、
その反面、矢面に立つのはちょっと・・・や彼らを支えて新しい世界を見たい!
と思っている人も同時に多いと思っているんです。
そんな人達を集めて、最強のサポート集団を作れたらもっとたくさんの人を助けられるなーと思っています!
最後にこれから出会うクライアントに一言お願いします。
ジョン:野心やどんどんやりたいことが出てくるけれど、全然まとまらないというお悩みをお持ちではないですか?
「こんな世界を作りたいんだ!」や「こんなところどう思う?」
のような抽象的な状態でも構いません。
一回整理して、実現させるためにどうしたら良いのかを一緒に帆走させていただきたいと思っています。
もし、そんなお悩みをお持ちなら一度ご飯からでもご一緒してみませんか?
取材・記事執筆:ホーリー(https://twitter.com/holy_kachi)
写真:藤田昂平(https://twitter.com/kouhei_fjt)