価値観に沿った働き方を実践するパラレルワーカー:上林さきさん

価値観に沿った働き方を実践するパラレルワーカー:上林さきさん

こんにちは。「あなたのNo.2」ことジョン・マッツーです。

No2では個人的に応援したいと感じたパラレルワーカーの方をご紹介することで、これからパラレルワーカーを目指していきたい方のサポートをしていければと考えております。

今回ご紹介させていただく人は、夫婦でシェアハウスを運営しながらパラレルワーカーとしても働いている「上林さきさん」です。

上林さきさん

岐阜県出身。
学生時代は、大阪の大学に通いつつ、
アフリカのウガンダで英語の先生やカナダへ語学留学など、幅広い経験を積む。

大学卒業後は東京に拠点を移し、
「なりたい姿」を応援し合うコミュニティシェアハウス「夢ベジハウス」を夫婦で運営している。

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興味のあること・やってみたいことを選択した結果、パラレルキャリアに

–まずは本業のお仕事内容を教えてください
夢ベジハウスという「なりたい姿」を応援し合うコミュニティシェアハウスを運営しています。

設立の経緯としては、健康と学びを大切にする今の夫と一緒に暮らし始めたことで、家事の分担・学びのシェア(学んだことのインプット&アウトプット)を通じて、日々の暮らしの幸福度が大きく高まりました。

その思いをSNSで発信していたら、シェアハウス事業をしている先輩から「ふたりが大切にしているものを、シェアハウスにしてみない?」と提案いただき、「この豊かな暮らしの価値を、もっとたくさんの人と分かち合えたら」と思い、先輩にサポートしてもらいながらスタートしました。

–パラレルキャリアとして、他にどんなお仕事をされていますか?
知り合いの会社で事務のサポートと、企業向けのセミナー営業をしています。

その他、知人友人限定の家事代行(主に料理)、セミナー講師、カウンセラーとしても活動しています。

シェアハウスの運営を中心に、興味のあること・やってみたいこと・ご縁のあるものをその都度選んでいった結果、気がつけばパラレルキャリアになっていました。

–やりたい仕事はどのようにして見つけていったのですか?
自分の興味関心や、「なんだか気になる」のある場所にとにかく足を運びました。

そしてそこにいる人たちと会って、話を聞いてみて…と体験してみることで、自分の興味関心が明確になっていって、より自分の価値観に近しいものが選べるようになりました。

パラレルキャリアはひらめきが起こりやすくなる

–パラレルキャリアのメリットを教えてください
1.毎日が充実する
一つの業種にとらわれず様々なことにチャレンジしているので、毎日が刺激的な日々を過ごしています。

2.事業仲間が増える
一緒に活動している方はみんな、「在り方」と「やり方」に共感する人ばかり。そんな人たちと一緒に、共通する目標に向かって対話・行動していける時間、関係があること自体が、価値あるものだと感じています。事業仲間が増えること=大好きで尊敬する仲間が増えること。

3.パラレル思考になって、ひらめきが起こりやすくなる
1つの仕事で行き詰まっているときに他の仕事をすると、脳内で科学反応を起こすのか、ひらめきが起こりやすくなった気がします。

4.余裕が生まれる
これはフリーランス特有のことかもしれませんが、1つの仕事がうまくいかないときでも他の仕事があると思うと心に余裕が持てます。
色んな世界(仕事)との繋がりがあることで、特定のものに執着することなく、心に余裕を持って取り組みやすくなります。

–逆にパラレルキャリアにデメリットはありますか?
未来のレールがない
1つの会社に属していれば、○年後に部長になるなど、キャリアパスが明確に描きやすいのですが、パラレルに活動していると最終的にどんなキャリアを描いていくかも自分で考えていかないといけません。

ただ、逆にいうと自分で考え、行動する癖が身につくのである意味メリットにもなるのかなとは思っています。

まずは自分を知り、価値観の因数分解をしてみよう

–これからパラレルキャリアを目指す人にアドバイスをお願いします
1.いまの収入と支出を把握して、具体的にいくら収入がほしいかを明確にする
パラレルキャリアもお金を稼ぐ手段であると考えると、漠然とはじめるより具体的に○円が稼げる活動と絞り込んでいくと、選ぶ職種の種類などを明確にすることができると思います。

目標とする金額によって、選ぶ職種ややり方も大きく変わってくると思います。そのためにも、現状の収支状況を把握した上で「自分は“本当は”、いくら欲しいのか?」を明確にしておくと、パラレルキャリア設計が描きやすくなるかと思います。

2.自分の価値観を因数分解して言語化する
人によって幸せを感じる要素はいろいろあると思います。
それを分解、言語化した上で、 この幸せの要素は○○の仕事で、▲▲はこの活動・・・と整理してみるとパラレルキャリアとしてチャレンジしてみたいことが見えてくると思います。

大人の大学のような家を作っていきたい

–今後の展望があればお願いします
一人一人の価値観に沿ったライフスタイル・ワークスタイルが実現できる、そのためのヒト・モノ・コトが集まる「大人の大学のような家」をつくっていきたいです。

私自身、パラレルワークと言う働き方のお陰で「自分の価値観に沿った働き方」が実現できて、そのお陰で望むライフスタイルを送れている今があります。

仕事において、生活において、自分の価値観に沿った選択ができていると、心にゆとりができる。

心にゆとりができると、自然と人に優しくなれたり、心から貢献できたりする。

その豊かな循環が、家族の中で、仲間や社会の中で、そして世界の中で、起きていくように。その「豊かな循環」の起点、源はいつも、一人一人の心にあると思うから。

一人一人の「自分の望む生き方」の実現をサポートし合え、豊かな循環の中で一緒に子育てしていける環境、関係をつくっていくことが、次のチャレンジです。

インタビューをしてみて

・・・いかがだったでしょうか?

個人的に勉強になったのは「価値観を因数分解して、やりたいことをみつける」というところです。

確かに今の時代って1つのことだけで幸せを感じることは難しいと思います。

自分の場合も今の会社では様々なことにチャレンジできているのでスキルを身につけるという意味では満足はしているのですが、人と一緒になにかを作るとかそういう部分ではまだ満足しきれていないところがあって、それを補填する手段としてこうしてインタビューをして記事にさせてもらっているという側面もあるなーと気づかされました。

これからパラレルキャリアを目指す方はまずは自分の価値観を因数分解してみるとやりたいことが見えてくるかもしれませんよ。

★シェアハウス「夢ベジハウス」は現在入居者募集中★
私も実際におじゃまさせていただいたのですが、今回インタビューに協力いただいた、上林さきさんをはじめ、住居者の方もそれぞれがやりたいことを持って頑張っている人たちばかりでとても良い刺激を受けました。

「鍋でもしながら、仕事のこと人生のこと、一緒に語らいましょう♪」とのことですので、気になる方はぜひ以下もチェックしてみてくださいね。

夢ベジハウスについて

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