こんにちは。「あなたのNo.2」ことジョン・マッツーです。
No.2ではパラレルワーカーのご紹介を通して、これからパラレルワーカーを目指していきたい方へのヒントを提供しています。
今回ご紹介する人は、専業禁止で有名なエンファクトリーでカスタマーサポートとして働きながら、はなぺちゃ犬専門のECショップを家族で運営している山崎俊彦さんです。
山崎さん曰く、「パラレルワーク」が家族のコミュニケーションにも役立っているとのこと。
興味のある方は読んでみてください!

山崎 俊彦(やまさき としひこ)さん
2012年より、専業禁止の会社「エンファクトリー」にて物流管理やカスタマーサポートを担当している。パラレルワークとしては、はなぺちゃ犬専門のハンドメイド専門店「はなペチャ家」の運営を行なっている。
パラレルキャリアとしてECショップを家族で運営
―現在のお仕事を教えてください
普段は、エンファクトリーが提供しているショッピングサービス「スタイルストア」で物流関係の管理とカスタマーサポートをしています。
パラレルキャリアとしては、はなペチャ犬専門のハンドメイドグッズ専門店「はなペチャ家」を運営しています。
はなペチャ家は、主にパグやフレンチブルドックなど通称、はなぺちゃ犬向けの洋服やハーネス(犬の散歩の時につける首輪のようなもの)をネットで販売しているECショップです。
他のワンちゃんもそうだと思うのですが、特にはなぺちゃ犬用の服って、その子の身体の大きさにぴったりの服ってあまり売っていないんです。ワンちゃんも好きで服を着ているわけではないので、少しでも楽な洋服を着せたいっていう愛犬家は多いんですよ。
なのではなペチャ家では、オーダーメイドでそのワンちゃんにあった洋服を作って販売しています。
―運営はお一人でされているのですか?
運営は家族全員で行っていて、私の奥さんが商品の制作を担当し、私がサイトの管理、カスタマーサポート、商品の撮影を担当しています。
また、撮影モデルは愛犬の次郎が担当です(笑)
会社の倒産でパラレルキャリアの大切さに気づく
―家族でECサイトを運営しているとはすごいですね!
そうですかね(笑)
元々は、奥さんが趣味で愛犬の次郎のために犬服を作っていたのですが、それが発展して今の形になりましたね。
―なるほど。ちなみにECサイトを立ち上げたきっかけを教えてもらってもいいですか?
実は以前、私が勤めていた会社が倒産してしまったことがあるんですよ。
その頃には今の奥さんと結婚していて、会社の信用を担保に新築のマンションを購入して、そこでワンちゃんを飼って一緒に住もうと計画していたんです。
実際、マンション購入の契約までしていたのですが、そのタイミングで会社が倒産してしまい、計画は白紙になってしまったんです。
なんというか、その時は全てを失った気分でしたね。
―それは大変でしたね
そうですね。当時は本当に大変でした。
ただ、その時に全てを失いたくないという気持ちもあって、ワンちゃんだけは飼おう!と思い立ちまして。それで愛犬の次郎に出会うことができて今の生活ができているので、今思えば良かったこともありましたけどね。
そしてこの経験から、個人でも稼げる力の重要性を身をもって知ったんです。パラレルキャリアに興味をもったのもこれがきっかけです。
会社が倒産してしばらくはある会社で契約社員として働いていたのですが、
そんな時に、エンファクトリーとご縁があって、今ではこうして働いています。
宣言して行動したことがパラレルキャリアの最初の1歩
―エンファクトリーに入社してすぐにECサイトを立ち上げたということですか?
あ、そこは違うんです(笑)
入社理由は複業OKというのもありましたが、これまでの経験を活かせる仕事だからという理由が強かったので、すぐには行動していませんでした。
―そうだったんですね。となると複業を始める具体的な1歩はどうしたのですか?
エンファクトリーの複業をする際のルールは基本的にはなんでもOKなのですが、1つだけ「半年に1回、複業の進捗を発表する」というものがあります。
その発表会で私はECサイトの立ち上げを宣言して、そこから具体的に行動を開始した形です。宣言したらもう後に引けなくなったので笑
宣言してからは半年くらいかけてECサイトを作ってからはパラレルワーカーとして仕事をしています。
サイト制作未経験からECショップを立ち上げる
―ECサイトの制作って難しそうですけど、サイト制作の経験はあったのですか?
サイト制作の経験はなかったですね。
さらにいうと、私の奥さんも当初は犬服の制作経験なんてなくって、当初は学校の家庭科で教えてもらうレベルのこともできなかったんです。
それが、愛犬の次郎のためにと自分で頑張って勉強して、犬服の制作ができるようになったんです。
私も同じような形で、はなぺちゃ犬専門のECショップを作るという「やりたい」ことを実現するためにそれに必要なことを1つずつ学び、実践していった結果、半年後には無事にECショップを完成させることができ、オープンすることができました。
パラレルワークは家族とのコミュニケーション手段
―パラレルワークをしていて良かったことはありますか?
大きく2つあります。
1.ECショップを運営する全体像を知ることができた
会社で働いていると各分野もプロフェッショナルと仕事をするので、自分自身が担当する役割って限られてくるじゃないですか。私の場合はメインはカスタマーサポートなので、サイト制作やデザインは担当しないわけで。
領域を絞ることで、その道のプロになれるというのは、素晴らしいと思っているのですが、仕事はチームプレイなので他の業務のことを知っていた方が良い場合って多いと思うんです。
その点、私ははなペチャ家の運営を通してECショップの運営に関する業務を全て実践したことがあるので、以前より全体像を把握した上で仕事や社員とのコミュニケーションができるようになったと感じています。
2.家族とのコミュニケーション手段
私の場合は特殊なのかもしれませんが、先ほどお話した通り、はなペチャ家は私と奥さんと愛犬の次郎の家族で運営しています。
そのため、例えば新しい犬服の撮影のために家族で公園にでかけて写真を撮影して、その帰りにドッグカフェで仕事について話し合いをするなど、同じサービスを運営することを通して家族コミュニケーションの手段にもなっているのと思っています。
休日も仕事しろと奥さんに言われるのはもしかしたらデメリットなのかもしれませんが笑
今後は海外展開にもチャレンジしたい
―今後の展望があればお願いします
今後は、海外展開もチャレンジしたいと思ってます。
はなペチャ家で扱っている商品の1つに、唐草模様のハーネスがあるのですが、これが海外のお客様からもたまに注文がくるんです。日本っぽさが海外のお客様にとっては魅力なのかもしれません。
まだ具体的な時期は決めていないですが、挑戦してみたいですね。
まずは身の回りの好きなことから発展できないか考えよう
―最後にパラレルワーカーを目指す方へのアドバイスをお願いします
やりたい事が見つからないという人はまずは、身の回りの好きなこと、興味のあることを発展できないか考えてみると良いかもしれません。
はなペチャ家も愛犬の次郎が好きで、次郎のために始めたことがこうして今は仕事になっているので。
あとは、一人で思いつかない場合はチームでやってみる、というのも良いかもしれません。
これは弊社のPRにもなってしまうのですが、エンファクトリーでは、チームランサーという個人で活動している人同士でチームを作ってプロジェクトに参加するサービスがあります。
個人だけではできないこともチームだったらできる・・・ということは結構あると思います。はなペチャ家も家族でチームを作って運営しているものですし(笑)
なので、もし興味があればぜひサービスに登録してみてください!
取材を終えて
山崎さまの取材記事、いかがだったでしょうか。
個人的に強く印象に残っているのは、「パラレルワークが家族コミュニケーションにつながっている」というところです。
確かに、夫婦で同じ仕事をしていると連帯感も生まれますし、共通の話題も増えてより良い関係が気づけるような気がします。
また、夫婦(チーム)で1つの複業をすることで個人ではできないことにもチャレンジできるというのもメリットですよね。
今後、夫婦やチームでパラレルワーカーで働く人ももしかしたら増えてくるかもですね。
山崎さんの運営しているECショップ「はなペチャ家」とエンファクトリーが運営しているサービス「チームランサー」ぜひチェックしてみてください。
取材のご依頼、または周りにパラレルワーカーとして活動している方がいたら、ぜひ教えてください!
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