夢追い人こそ就職せよ|就活アドバイザー芸人がパラレルキャリアを選んだ理由とは?

夢追い人こそ就職せよ|就活アドバイザー芸人がパラレルキャリアを選んだ理由とは?

こんにちは。「あなたのNo.2」ことジョン・マッツーです。

最近、副業解禁をする会社がどんどん増えてきていますね。

パラレルキャリアなら夢を追うこともできるということで、芸人や役者など芸能関係の仕事をはじめたいという方もいるのではないでしょうか?

今回ご紹介するパラレルワーカーは、普段はキャリアカウンセラーとして働きながら、芸人としても活動している森川 剛(もりかわ ごう)さんです。

パラレルキャリアの強みを活かしながら、芸人の活動をしている森川さんに、パラレルキャリアならではの自己ブランディングや、今後パラレルワーカーになりたい方へのアドバイスなどを伺いました。

森川さんプロフィール

森川 剛さん
1994年生まれ。千葉県出身。高校卒業後に就職したものの、憧れのお笑い芸人になりたいと考え、1年で仕事を辞めてお笑いの世界に。しかし、芸人だけでは食っていけないため、ネット回線をひたすら売り続けるという営業代行会社で働きながら活動を続ける。現在はUZUZに転職し、営業兼キャリアカウンセラーとして日々業務に取り組む。「就活アドバイザー芸人」としてキャリアカウンセラーと芸人のパラレルワーカーとして活動中。

就活アドバイザー芸人として活動中

―現在の仕事内容を教えてください
UZUZという、20代のキャリア支援をしている会社でキャリアカウンセラーとして働きつつ、パラレルキャリアとして芸人としても活動しています。

芸人の活動は「ギャップスン」というコンビで行なっていて、相方は52歳の東大出身で就職したことがない人と一緒に活動しています。ギャップありますよね(笑)ちなみに僕の担当はツッコミです。

キャリアカウンセラー、芸人のどちらの仕事・活動も「就活アドバイザー芸人」という肩書きで仕事をしています。

ライブの様子
―就活アドバイザー芸人って初めて聞きました
僕しか名乗っていないと思います(笑)

芸人としての活動は19歳からはじめたので今年で5年目になるのですが、初めの頃は名乗っていなかったんですよ。

パラレルキャリアを歩みはじめてから「就活アドバイザー芸人」と名乗るようになりました。

パラレルキャリアの強みを芸人の活動に生かす

―なんで就活アドバイザー芸人と名乗るようになったのですか?
「自己ブランディング」と「どちらのキャリアも頑張りたい」からですかね。

自己ブランディングという点だと、芸人って当たり前ではありますが、すごく競争が激しいんですよ。そんな中で活躍するには、自己ブランディングが必要不可欠なんです。

一番は、M-1グランプリに出場することなんでしょうけど、活動を続けていてそれは現実的ではないなと思うようになったんです。自分より面白い人がたくさんいすぎて(笑)

それでも芸人として活躍するには?と考えたときに、「ナンバーワン」になるんじゃなくて、「オンリーワン」になろうと思ったんです。

そこでキャリアカウンセラーとして仕事をしているキャリアも活かそうと思い、「就活アドバイザー芸人」として、「日本唯一の就職支援ができる芸人」を目指すようになりました。

そのおかげか、最近では今みたいな取材の依頼も増えてきて、自己ブランディングも今のところうまく行ってるような気がしています。

ここからは、中身、コンテンツが見られていくフェーズになるので今年が正念場とは思っています。

―「どちらのキャリアも頑張るため」というのは?
はい。パラレルワーカーになった当初は、「芸人」と「キャリアカウンセラー」の仕事を両立することが難しかったんです。正社員として週5でキャリアカウンセラーとして働きつつ、芸人として活動するためにネタを書いたり、ライブに出たりする・・・というのが。

芸人の活動に集中するという選択肢もあったとは思うのですが、競争が激しい芸人の世界でもし失敗したら、外れたレールから元に戻れないというのは個人的に違和感があって。

人生を守りながら好きな活動も続けたいという気持ちもあって、やっぱりパラレルキャリアは譲れないなと。

そこで思い切って2つの肩書きを1つにしてしまって、どちらも頑張らないといけない状況を作ろうと思い、就活アドバイザー芸人を名乗りはじめたという側面もあります。

この肩書きならキャリアアドバイザーとしての経験も必要ですし、芸人と名乗る以上、活動もおろそかにできないので(笑)

個人的にはキャリアカウンセラーと芸人を分けて活動していた時よりも、どちらの仕事も同じモチベーションで取り組めるようになったので良かったと感じています。

芸人としての活動はキャリアカウンセラーにも活かされている

―芸人の活動がキャリアカウンセラーの仕事に活かされたことってありますか?
求職者の方に興味をもってもらいやすいことですかね。

キャリアカウンセラーの仕事は、人対人の仕事なので、求職者と信頼関係をつくるのがとにかく大事です。

また、20代で既卒者や第二新卒のお客様がほとんどなのでお堅い感じより、友達のようなフランクな感じで接する方がいいんじゃないかなと考えています。

そういう意味だと、芸人の活動は僕自身にも興味を持ってもらいやすいですし、お堅いイメージは与えないので活かされていると感じますね。

夢追い人の支援も将来的にはしていきたい

―今後の目標や展望があれば教えてください
目標と野望が1つずつあります!

―なるほど(笑)ではまずは目標から教えてください

目標としては、まずは、先ほどもお話をした通り、今年が正念場と思っているので就活アドバイザー芸人ならではのコンテンツ作りに力を入れていきたいですね。

今考えているのは、Youtubeなどで動画で就活に関するコンテンツを面白く伝えたり、企業の人事担当に芸人としてインタビューをしてそれを配信したりしていこうと考えています。

僕の尊敬している芸人さんが言っていた「芸人は姿勢である」という言葉があるのですが、まさにその通りだと思っていて。

なので、芸人なのでバラエティ番組を目指すという方向性は思い切って捨てて、芸人の姿勢を活かした求人の開拓や、人事の取材ができたらいいなと思っています。そしてゆくゆくはコメンテーターとして、テレビに出ます!笑

―素晴らしい目標ですね!ちなみに野望はなんですか?
野望は夢追い人の支援を将来的にしていきたいと考えています。

芸人はもちろん、役者やバンド活動など夢を追って頑張っている人はたくさんいると思うのですが、それ単体でやるから長く活動を続けることが難しい人も多いと思うんです。

そんな夢追い人こそ、就職して夢を追うべきと個人的に考えていて、職種によっては自分みたいに掛け算にして活動することで、個人ブランディングの武器にもなると思うので、それを伝えていきたいと思っています。

これからパラレルワーカーを目指す人へのアドバイス

―最後にこれからパラレルワーカーを目指す方へのアドバイスをお願いします
とにかくまずは動いてみることが大事だと思います。立ち止まっていても何も始まらないので。

やりたいことが見つからず動けない人は、キャリアカウンセラーをしている時にもよく伝えるのですが、まずはcan(できること)を増やしていくのがいいです。

canが増えていくとそこからwill(やりたいこと)も見えてくると思います。

あとは、未経験でもやってみれば案外なんとかなることが多いです。

僕も実は、キャリアカウンセラーは未経験ではじめていて、たまたまアルバイトで働いていた今の会社(UZUZ)の社長から「キャリアカウンセラーやってみない」と誘っていただけて、自分にできるのかと不安にも思いましたが、思い切ってチャレンジしたからこそ、今のキャリアにつながっていると感じています。

動いてみて、失敗したらやり直せばいいんです。なのでまずは小さい規模でもいいのでとりあえずやってみると良いと思います!

インタビューをしてみて

今回、森川さんに直接お会いして取材をさせていただいたのですが、24歳とは思えない、先を見据えた活動をしていて、私自身がとても勉強になりました。

特に、パラレルキャリアを自己ブランディングに活かすというのは、今後個人で活動していきたいとお考えの方にも参考になる内容であったと思います。

ナンバーワンになれなくても、自身のキャリアを組み合わせてオンリーワンに活躍していく、ぜひ今後パラレルワーカーを目指す方のヒントになればうれしいです。

森川さんの活動を今後もNo.2では応援していきたいと思います。

森川さんの活動は以下のサイトなどでチェックできるのでぜひご覧になってください。

No2はパラレルキャリアを実践している方を応援しています。

取材のご依頼、または周りにパラレルワーカーとして活動している方がいたら、ぜひ教えてください!

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